〈中小企業NEWS〉
事業内容を説明する松尾氏
NPO法人ベンチャー支援機構MINERVA(横浜市港北区)は5月14日、横浜市港北区の岩崎学園新横浜1号館で「第207回ビジネスプラン発表会」を開いた。ベンチャー企業3社が自社の事業・製品内容を説明し、ベンチャーキャピタルや金融機関、ベンチャー支援機関の関係者らを前に、資金調達や取引先紹介などの支援を呼びかけた。
カタナコーポレーション(浜松市北区)は、リアルタイム高速圧縮ソフトウェア「CVCシリーズ」を紹介。データを圧縮・展開した際に情報が劣化しない可逆データ圧縮方式の弱点である「圧縮に時間がかかる」点を克服し、従来は困難だった組み込み機器などリアルタイム用途での使用を実現した。藤田信夫代表取締役は「ADAS(先進運転支援システム)の開発向けに国内大手自動車・部品メーカーに正式採用されており、当面は自動運転分野を攻めたい」と強調した。
ミエルカ防災(東京都千代田区)は、ユーザーの施設に地震計を設置して、事前に通報するのが難しいとされる直下型地震でもいち早く対応できるサービス「ユレーマス」を提供する。すでに東京・丸の内のビル群や半導体工場などに納入実績を持っており、松尾勇二代表取締役は「情報が5秒早ければ死傷者は8割減るという試算もある」と語った。
このほか、動画ショッピングサイトを運営するDISCOVER(東京都渋谷区)の代表者が自社のビジネスモデルの優位性をアピールした。
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