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先進デジタル技術の活用による事故対応の高度化を実現

更新日:2019年5月20日

〈三井住友海上火災株式会社〉

AIがドライブレコーダー映像から 事故状況を自動で説明するシステムの導入について


MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社(社長:原 典之)は、今般、 イスラエルのスタートアップ企業であるネクサー社(CEO:Eran Shir)と提携し、AI技術 の活用により、ドライブレコーダーの映像から、事故状況を自動かつ正確に文章や図で説明するシステム を開発しました。5月から試行的に開始したほか、既に導入している、AIが数千件の裁判例から最適な 事故の責任割合を自動検索するシステムとの連携も進め、2019年度中の本格展開を目指します。


本システムにより、万一自動車事故が発生した場合に、お客さまや代理店の事故連絡にかかるロードを 大幅に削減します。さらに、「GK 見守るクルマの保険(ドラレコ型)※」と連携していくことで、 お客さまと当社のつながりを一層強め、より迅速かつ高品質な事故対応サービスを提供します。


三井住友海上は、お客さまに選ばれ信頼される保険会社を目指し、今後も先進デジタル技術を活用した 品質向上に努めていきます。

※当社が2019年1月から販売している通信機能の付いた専用ドライブレコーダーがセットになった、新しい自動車保険 です。


1.本システムの概要

本システムは、AI技術を活用し、ドライブレコーダーの映像から事故状況を自動かつ正確に文章や図 で説明するシステムです。事故が起きた際、お客さまは「道路状況」「信号機の色」「交通標識の有無」 など、詳細な事故状況を保険会社へ説明する手間が省かれるほか、事故報告にかかるロードが大幅に 削減されるため、事故時に不安を抱えるお客さまの負担が軽減されます。 既に導入している、AIが数千件の裁判例から最適な事故の責任割合を自動検索するシステムと の連携も検討します。


(1)期待される効果 本システムの導入により、自動車事故が発生した際にお客さまが事故報告に要する時間を70% 程度短縮することを見込みます。また、お客さまが事故にあわれた不安や動揺で、事故受付オペ レーターへうまく状況を伝えられないストレスも少なくなります。

(2)「GK 見守るクルマの保険(ドラレコ型)」との連携 本システムと「GK 見守るクルマの保険(ドラレコ型)」の事故映像自動送信サービスを組み合わ せていくことで、より迅速かつ高品質な事故対応サービスを提供します。 また、同商品の付加価値向上により、さらなる販売促進を目指していきます。


三井住友海上火災株式会社 自動車保険
AIで事故状況を自動で説明

2.背景

昨今、「あおり運転」による重大事故の発生を契機として、運転映像を録画するドライブレコーダーの ニーズが高まっています。2017年度のドライブレコーダーの販売台数は、前年度比138%と急増 しているほか、MS&ADインシュアランス グループが実施したお客さまアンケート調査でも、回答者 の67%が「ドライブレコーダー付の自動車保険があれば加入したい」と回答しています。 こうしたニーズの高まりを受け、当社は2019年1月から「GK 見守るクルマの保険(ドラレコ型)」 を販売しています。 また、AIやIoT等、先進デジタル技術の急速な進展は、社会生活に大きな変化を与えており、日本 でもデジタル技術を活用する動きが高まっています。 こうした中、当社は、万一の事故の際にお客さまを支える損害保険会社として、お客さまサービスの 飛躍的な向上を図るため、本システムの導入を決定しました。


3.今後の展開 当社は、本システムも活用し、事故受付から保険金支払いまでの一連のプロセスをAI技術により 自動化することで、事故受付当日における保険金支払手続きの完結を目指します。 また、将来的には、グループ共通でお客さまに最適かつ有益な先進デジタル技術を活用した事故対応 サービスの提供を進めていきます。


(ご参考) <ネクサー社の概要>

名称 : Nexar Ltd.

設立年: 2015年

代表者: Eran Shir

事業内容

自動車領域における「コネクテッド」に関連した技術・サービスを開発する スタートアップ企業です。 ドライブレコーダー画像やセンサーデータ等をAI分析することにより、 さまざまな事故状況を把握することができるワンクリックレポートを開発 し、米国を中心に世界各国でサービスを提供しています。


以上


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